股関節は体の中心です。
足と胴体をつなぐ場所でもあり、歩く際に前後左右のバランスを取る場所でもあります。
つまり、体の各所をつなぐ中間部分なのです。
こうした中間部分というものは、全体の歪みの影響をうけやすいところともいえます。
経営陣と労働者のあつれきが深まると、つらいのは中間管理職です。
板挟みになるからです。
身体も、左右のバランスが崩れていると、この股関節が歪んでなんとかバランスを取ろうとするのです。
また身体の前後のバランスが崩れて猫背などになっていると、やはり骨盤や股関節が歪むことでそれを吸収しようとします。
そのため、股関節に疲労が蓄積されて腰痛として意識させられることがあるのです。
腰痛と股関節の痛みはどのように関係しているの?
股関節は胴体と足をつなぐ部分です。
もっと厳密にいうと、大腿骨の一番上が丸い骨になっています。
それが大腿骨頭という部分です。
そして、胴体側の骨盤には寛骨臼というくぼみがあります。
このくぼみに大腿骨頭の丸い部分がはまり込んで回転することで足が動くのです。
これが股関節の実体です。
骨と骨が擦れ合っているわけではなく、その間に滑りを良くするための軟骨が挟まっています。
これが徐々にすり減ると骨と骨が直に擦れてしまい、とても痛くなるケースが多いのです。
そして、腰の部分を支配している神経がこの股関節を通っているために、本当は股関節が痛んでいるのに腰の痛みと勘違いしてしまうのです。
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股関節の不具合から腰痛へとつながるケースも
もともと股関節になんらかの不具合がある場合もあるでしょう。
そういう場合、動きの悪さや痛みを感じても周りの筋肉でカバーしていたのかもしれません。
しかし、不具合が続いたり疲労が蓄積されてくると周囲の筋肉も悲鳴を上げ始めます。
そんな具合で、股関節の不具合が腰痛へと発展してしまうこともあるでしょう。
立ち仕事と股関節の関係は深い
立ち仕事をしていると、どうしても股関節への負担は増えてしまいます。
自分の体重を常に左右の股関節で支えているからです。
そして、体のバランスが崩れてしてどちらかの股関節に過大な負担がかかっているなら、そちらの股関節を徐々に傷めてしまっているのかもしれません。
また、動いたり変な姿勢を取れば、それだけ股関節は酷使されてしまうでしょう。
理容師や美容師、介護士といった職業はとても腰や股関節を酷使してしまう職業なのです。
腰が悪く股関節に負担が波及してしまうとしても、その逆で股関節に不具合が合って腰に痛みが出てしまっても、どちらも辛いことでしょう。
人体の要である骨盤の上が腰。
人体の要である骨盤の下が股関節。
そう考えると、腰と股関節は切っても切れない関係にあるといえるでしょう。

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