もくじ
ベットやマットレスは腰痛の原因になる?
腰痛持ちの方は、それが単に生まれつきのもので仕方がないと思ったり、仕事をしていれば何か問題は起きるのだから我慢しなくてはと思ったりするものです。
確かに、腰痛が治るまではいっさいの日常生活ができない、といった慎重すぎる対応では生きていくのがつらくなりますが、仕方がないと受け入れるあまり原因について考えなくなるのもよくありません。
最善の対処をするには、やはり原因を突き止めるのがいちばんです。
さまざまあげられる腰痛の原因の一つに「現状で使っているベッドやマットレス」があげられるでしょう。
それを聞いて寝耳に水と感じる方も多いと思います。
腰が痛いということは、姿勢が悪い、重すぎる荷物を持った、仕事の過労といった行動パターンが原因という気がするからです。
何もしていない就寝中に原因がある、となかなか気づきにくいのです。
柔らかすぎるベッドやマットレスが腰痛へとつながる
腰痛の患者をたくさん診ている専門医によると、もともと腰痛になりやすいタイプの人が柔らかすぎるベッドやマットレスに寝ると腰痛が発症することがあるのです。
柔らかすぎるベッドに寝てしまうとお尻が沈み込んでしまいます。
クッション材が柔らかいと初めにベッドに入った時はフカフカの感触が心地良いのですが、柔らかいということはそれだけ体重のおかげで沈み込んでしまうのです。
特にお尻が沈み込んでしまうと全身が「く」の字に折れ曲がり、それが原因で腰痛がひどくなるといいます。
もともと前かがみになると腰の痛みがひどくなる方は、柔らかすぎるベッドは合わないことになるでしょう。
旅行先のホテルのベッドが柔らかすぎるという場合は、横向けに寝ることや膝の下に枕などクッション材を入れてみることで対処できる場合があります。
あえてベッドを使わずに絨毯敷きの床に寝るのもいいかもしれません。
また、自宅のベッドが柔らかすぎる場合は硬いベッドに変えることや畳の上に布団を敷いて寝ることもできるでしょう。
柔らかすぎるベッドの上に腰痛対策を施した腰痛用マットレスを敷くのも効果がある方法です。
硬すぎるベッドやマットレスも腰痛へとつながる
腰を反らすと痛みが発する腰痛持ちの方は、逆に硬すぎるベッドが合わないかもしれません。
腰を反らすと痛いわけですので、柔らかくてお尻が沈み込む分には問題ないのです。
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沈まないベッドですと腰がピンと伸びてしまい反らしているのと同じ状態になります。
このまま数時間過ごすのはつらいのです。
こんな方がせんべい布団や硬いマットレスで寝ると、翌朝はてきめんに痛みが出ることになります。
健康ブームでベッドは硬いほうがいいという話がけっこう広まっています。
しかし、それは人によりけりです。
仰向けに寝た時に腰の後ろとベッドに隙間ができるほど硬いと、余計な負担をかけているのかもしれません。
体重を肩甲骨の部分とお尻で支え、腰はブリッジを作るように浮いていると体が休まらないのです。
人によって選ぶべきマットレスは違う
人はそれぞれ違った体のスペックを持っているものです。
軽い女性は体重が40キロに満たないものですが、重い男性は健康でも100キロを超える人もいます。
背中や腰の反り具合も人それぞれです。
そして腰痛持ちといっても、反らすと痛い人もいれば前かがみになると痛い人もいます。
人はそれぞれ違った体の状態を持っているのに、一概にベッドは柔らかいほうがいい、硬いほうがいいとはいえません。
腰痛マットレスを使って腰痛改善をしよう
そこで腰痛持ちの方専用のマットレスが開発されています。
マットレス素材に使うウレタンフォーム素材を工夫することで、さまざまな腰の状態の方に合ったマットレスを開発しています。
高反発マットレスは体圧分散を上手に行なえるような柔らかさや反発力に作られています。
身体の一定の場所ばかりに体重がかからないように、体のカーブに合わせてマットレスが沈みます。
しかし、沈み込みすぎないような設計がなされているのです。沈み込みすぎないためには反発力が大切です。
腰や膝下のような隙間ができそうな部分は体を持ち上げてくれ、自然な姿勢で寝られるように工夫されています。
柔らかすぎるのもダメ。硬すぎるのもダメ。
そんなわがままな人間の体に合わせてくれる高機能なマットレスの出現がありがたく思います。
製品やモデルによって反発力や柔らかさが違いますので、自分の体重や体形に合ったものを選んでいきましょう。
もし現状使っているベッドやマットレスが腰痛の原因であるのなら、交換することでかなりの改善が期待できるでしょう。
一日6時間から8時間は絶対にそこで過ごす、というのがベッドです。
人生に直すと生涯の3分の1という長時間を過ごしているのです。
それが体に合っていなければ痛みとなって出てきてもおかしくないでしょう。
実はお金を出して買えば改善される、というのは楽な対処の仕方といえるかもしれません。
日々体操をして筋力を鍛えたり、手術をしてリハビリに励むといった対処の仕方と比べるとずっとストレスも少ないことでしょう。
腰痛には固い布団がいいか、柔らかい布団がいいか

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