腰痛マットレスは2枚重ねてつかってもいい?
腰の痛さに悲鳴を上げて、なんとかならないものか、と腰痛マットレスを手に入れる人が多くなっています。
簡単にはよくならないのが腰痛です。それは生活習慣が深くかかわっているからです。
しかし、腰痛マットレスを手に入れて寝てみても、なかなか効果が実感できないというケースもみられます。
ならば、もう一枚腰痛マットレスを手に入れて重ねてみたらどうだろうか?
そう考えても不思議ではないでしょう。でも、そんな単純なものなのでしょうか?
腰痛マットレスの絶妙な設計
硬すぎず柔らかすぎないよう設計されているのが、腰痛マットレスです。
人間が夜寝る時には、たいてい仰向けか横向きで寝るものです。
しかし、柔らかすぎるマットレスは腰を痛めてしまうことが多く、お勧めできません。
それはまず、寝ている間の姿勢が悪くなるからです。
さらに、寝返りを打つのがしにくくなり、結局のところ疲れてしまうからです。
また、硬すぎるマットレスもよくないのです。硬すぎると体重が特定の部分に集中してしまいます。
ハイヒールと同じで狭い面積に全体重がかかるので、その部分が圧迫されてしまい痛くなったり、血行を悪くしてしまいます。
そこで腰痛マットレスを開発する時には、硬すぎず柔らかすぎない絶妙な設計がなされているのです。
マットレスの硬さを表わす単位はニュートンといいます。数字に「N」をつけて表記します。
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そして、それぞれのマットレスには適応体重というものがあります。
この範囲の体重の人が寝た場合に、とても具合の良くなる硬さに設計してある、というわけです。
腰痛マットレスの適応体重
・マニフレックス……硬さ170N、適応体重80キロ以上
・モットン……硬さ140N、適応体重50キロ以上100キロ以下
・雲のやすらぎ……硬さ110N~130N、適応体重50キロ以上80キロ以下
・エアヴィーヴ……硬さ100N、適応体重40キロ以上70キロ以下
・トゥルースリーパー……硬さ40N、適応体重70キロ以下
このように、アイテムごとに適応体重があり、それに合わせて硬さが設計されています。
では、腰痛マットレスを2枚重ねにしたらどうでしょうか?
腰痛マットレスの2枚重ねがダメな理由とは
腰痛マットレスの2枚重ねをしてしまうと、柔らかすぎ沈み込みが激しくなってしまいます。
もともと硬い床やフローリングの上で使うことを想定していますので、柔らかい腰痛マットレスの上にさらに腰痛マットレスを重ねてしまうと、体重の分散もうまくいきません。
絶妙な設計で硬すぎず柔らかすぎない設計がされている腰痛マットレスは、2枚重ねはしないで1枚のままで使用するのがよいということが分かります。
1+1=2ではありますが、ほどよい腰痛マットレスなら2枚重ねで2倍の効果、とはいかないので気を付けたいものです。

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